« 死霊伝説 その4 | トップページ | C.リーのドラキュラ »

新ドラキュラ悪魔の儀式

C.リーとP.カッシング(劇場予告では「クシング」と発音してますけど,とりあえず慣用表記)が競演した最後のハマー・ドラキュラものですけど,国内では,どうも前作「ドラキュラAD’72」に比べて比べて人気がないようですね。「悪魔の儀式」でC.リーがドラキュラに愛想を尽かして降りたというのも,影響しているのかも。

LDの時代も「'72」は比較的早い時期に国内盤がリリースされていましたが,「悪魔の儀式」はおそらくリリースされないまま。DVDも同様です(もっとも,DVDは'72の海外盤が出たのが去年の秋だから,国内盤も同じような時期のリリースだと思いますけど)。


なので,「悪魔の儀式」を楽しむには,LDもDVDも海外盤,ということになってしまいます。

が,面白いのは海外での評価で,国内と逆なんですね。「悪魔の儀式」は容易に入手できるのに,「'72」が入手困難。LDも「悪魔の儀式」がリリースされても「'72」はりリースされず,DVDも「悪魔の儀式」は何種類もパッケージがあって,他の作品とのカップリングもリリースされていますが,「'72」はようやく去年の秋にリリース。ま,リリースされたされないが,作品の評価と直接結びつく訳でもないでしょうけどね(未だにDVD化されない名作も多いですし)。

しかし,「'72」では女吸血鬼が1人も出てこない(ドラキュラは何人も女性の血を吸うんですが,吸血鬼に変えないんですね)のに対して,「悪魔の儀式」では最初から吸血鬼の5人に加えて,諜報機関の調査官の秘書がドラキュラの手下に誘拐されて吸血鬼に変えられてしまうので,合計6人!どう考えても勝負あり,ですがな。

吸血鬼にされた秘書が,ドラキュラのアジトの地下室で,他の吸血女とともに,ヘルシングの娘を襲うシーンは映像処理も含めて傑作だし,このシーンの最後で秘書が退治される場面もなかなか(よくドラキュラ映画の特集記事などにこの場面のスチールが使われてましたね)。また,地下室の吸血女が退治されるシーンの前に,ドラキュラのアジトを仕切る,中国系の吸血女が諜報機関のスタッフに退治されるシーンもあって,見所満点です。

satanic




上の写真は,ヘルシングの娘が地下室で襲われるシーンのスチールで,ネットオークションで入手したものなんですが,左がヘルシングの娘で,右が吸血女(その後ろにちょっとだけ見えるのが,秘書)。地下室には秘書の他に4人の吸血女がいるんですが,そのうちの1人で,この女性がちょっとアフリカ系の美人なんですね。

「'72」では,ドラキュラがせっかく黒人女性の血を吸いながら,吸血鬼にしないで殺してしまう,というもったいないことをしてますから,その反省(?)があったのかなかったのか,わかりませんけど,この点だけでも「悪魔の儀式」の勝ちでしょう。

因みに,「'72」の黒人女性を演じたマーシャ・ハントは,「ハウリング2」では狼女で登場!しっかり劇中で牙を剥くので,ちょっと溜飲が下がりました。たぶん,狼男映画に登場した黒人狼女って,彼女だけじゃないかなぁ。

にしても,「ハウリング2」もC.リーが狼男ハンター側で登場しているというのに,なかなかDVD化されなかったですね。「ハウリング」は割と早い時期に海外盤も国内盤もリリースされていましたが,「ハウリング2」は去年の秋ごろにようやく海外盤が出たので,高画質で楽しめるようになりました(国内盤はまだみたい)。

|

« 死霊伝説 その4 | トップページ | C.リーのドラキュラ »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/162491/8275727

この記事へのトラックバック一覧です: 新ドラキュラ悪魔の儀式:

« 死霊伝説 その4 | トップページ | C.リーのドラキュラ »