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彼岸島

いやぁ,まったくノーマークでした。たまたま第15巻が本屋で平積みになっていたので,ダメモトでとりあえず買ってみたんですが,意外なことに,これが結構面白い。

ネットで調べてみると,「絵はいまいちだが,話は面白い」という評価が多いようですね。確かに,荒いタッチですが,これはこれで個性だし,週刊誌での連載という条件を考えれば,かなり書き込んである方じゃないでしょうか。

ということで,さっそく残りの第1巻から第14巻まで買い込んで通読しましたが,これは確かに面白い!漫画の「ヘルシング」(平野耕太作)やバイオハザード辺りのアイディアをもとにして,うまく日本を舞台にして組み立てたという印象ですけど,吸血鬼の解釈などはなかなか新鮮。吸血鬼漫画でこれだけ長い話というのも珍しいですし,そういう意味ではよくこれだけの舞台設定を編み出したなぁ,というのが素直な感想です。単行本の装丁もなかなか凝っていて,これも値段の割りに頑張っている印象。

主人公の兄の婚約者が襲われるシーンなんかは,普通,本や映画などでは語らずにほのめかすところですが,映像化できるのは漫画というメディアならではという気もします(なので,この作品が実写なりアニメなりで映像化されたときに,どういう扱いを受けるのか,興味がありますけど)。

ただ,この回想シーンのすぐ前に,婚約者もウィルスに感染した,と言ってしまっているので,割と短いスパンで設定に矛盾が…。この手のミスは単行本になるときに修正されるんじゃないかと思いますけど,単なるうっかりさんなんでしょうか。

おまけに,炭鉱にいる吸血鬼も,今までの説明によれば,とっくに邪鬼に変身していないと変ですけど,ま,これもそのうち秘密が明らかになるんでしょう。

しかし,せっかくだったら,吸血鬼ものの定石に則って,婚約者が主人公の兄の前に現れて仲間に引き入れて欲しかったです。ここはちょっともったいないなぁ。

第15巻ではこの婚約者の精神がおかしくなったことになってますが,それは主人公の兄に吸血鬼のボスの言うことを聞かせるための演技で,実は彼女はボスの側近になっていた,なんて展開だと楽しいんですが,どうなんでしょ(連載の方を追っかけてないので,第15巻の続きがどうなっているのか知りませんが)。

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