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英語発音コツのコツ その6

イタリア語の本の誤植を指摘したHPにあった情報ですが,持ち込み企画の出版では,出版社側のチェックはほとんどないとか。ま,出版社にもよるんでしょうが,内容は著者にお任せ,といえば響きはいいですが,出版社がしっかりチェックしないと,本書のような,ほとんど素人(自称「アメリカ標準英語発音の専門家」ですが)の手による原稿がそのまま本になってしまうのだから,問題は大きいですねぇ。

今どき,出版業界も厳しいので,少しでも当たりそうな企画であれば本にしてしまうんでしょうし,amazonを始めとする通販サイトでは長期在庫が可能なので,なるべく手間をかけずに出版して,売れればオッケーということなんでしょうが,そのためか,昔だったら到底本として成立していない出来のものまで本になってしまっているように思います。

本書の「3人称単数現在のs」や「名詞の複数形のs」,「規則動詞の過去形のed」の発音の説明は,英語を習いたての中学生が誰かに説明しているような感じで,とにかく説明が雑。

「3単現のs」でいうと,例えば,「有声子音で終わると[z]」みたいな書き方なんですが,有声子音[z]で終われば[iz]なので,ここは,『[iz]になるような有声子音以外の有声子音』(発音記号を使えば,もう少しシンプルな書き方になりますけど)という表記にしないと矛盾が生じます。amazonの私のレビューに対するコメントでも「某有名進学塾で100冊使われて生徒に好評だから,誤植は少ない」などと主張しているところを見ると,きちんと場合分けをして考える,などといった論理的思考が非常に苦手なようですね。本が好評であるかないかと誤植の多寡とは全く関係ない話なんですけど…。

この著者の場合,在米35年というのは,ただ住んでいたというだけで,英語そのものをきちんと勉強していない雰囲気アリアリなんですね(今どきネットで調べられるレベルのことすら把握していない感じ)。つづりと発音の話でも「magic e」が全く出てこないので,つづりと発音の関係を体系的に理解していないことが明らかで,個人の経験的にこんな感じ,というのを書き綴っただけ(しかも,abroadのoaの発音を[ou]だと勘違いしている有様)。

本として出版するなら,もうちょっと勉強してからにしてほしかったところですねぇ(面白いところもたまにあるんですが,ダメな部分が多すぎです)。

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